靴専科アワード2018 技術コンテスト 受賞店舗
靴・バッグの修理・クリーニングのプロが、靴修理のテクニックを競う「技術コンテスト」。靴専科全店の頂点に立つ熟練の職人技をご紹介いたします。
すべり革
かかと内側の擦り切れ部分を、新しい革で補強します。
すべり口
靴の履き口の破れを、新たな革をサンドウィッチして補強します。
靴専科から厳選された審査員が「縫いの仕上がり」「革の漉き方・張り方」「きめ細かさ」などの基準に基づき審査しました。
等々力店
受賞者からのコメント
- ・かっこつけようとしましたが、定番の形になりました。
- ・少しでも革の厚みがあると、不自然になるので、革の厚さに気を付けました。
審査コメント
- ・履き口の革交換修理が分からないくらいの自然な修理。
- ・一体感がとても素晴らしい。
- ・糸の縫いのキレイさ、作業手順にて革を切断する場所もキレイに処理されている。
大門店
受賞者からのコメント
- ・修理感を無くし、製品感を出す。耐久性と履き心地にも留意しました。
- ・すべり口:パーツの自然な形状。ヘリ返しを使い、(漉き)本体とステッチ幅を合わせる。
- ・すべり革:各部の漉き。端のダミーステッチ。上部折り返し仕様。崩れたインナーパッド交換。
審査コメント
- ・かかと内側交換の革修理:革を折り込んで作業していること。糸の縫い目のキレイさ。
- ・履き口の修理:糸目をデザインしていること。通常、革を切るところを折り返し、切断面をキレイにしている。
- ・全体のバランスが素晴らしい。
東三国店
受賞者からのコメント
- ・違和感の少ない修理を目指しました。
- ・サイドの革を入れ込み、底面をギリギリでカットしてヒートガンでインソールのシワを伸ばしています。
審査コメント
- ・糸の縫い目、革が重なる部分の革を薄くして足当たりを良くしている。
- ・履き口の修理をかかと内側の革交換修理の下に入れて作業してあり、気配りが感じられる。