2018年6月12日、「第４回靴専科キャストコンテスト」を開催いたしました。今回のキャストコンテストは、前回までのロールプレイング形式とは目先を変え、「現状のお客様満足度から靴専科全体を振り返る」をテーマに参加者を小グループに分けたワークショップをメインで行いました。
キャストコンテスト冒頭ではHITOWAホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 今田健治より「サービスの質を上げるため、ワークショップを通してお客様目線でサービスの質の改善のヒントとなれば幸いです」と挨拶がありました。
本部からは、「靴専科ブランドのお客様評価について」「靴専科の現状と今後について」発表いたしました。
コミュニケーションワークショップでは、「接客の質の向上」をテーマとして「顧客満足」に関する講義、および小グループに分けて意見交換を行うコミュニケーションワークシップを行いました。ワークショップでは、それぞれグループに分かれて加盟店同士で意見交換をいたしました。
ワークショップ後の感想として、
・マンネリ化している意識を改善できる機会になった
・普段話が聞けない遠方店舗のオーナー・店長・スタッフさんと運営・接客に対する考え方を話し合え、とても良い機会なった
・店内の出来事を個人の問題だけにせず、共有していく
などの意見が挙がり活気あるワークショップとなりました。
キャストコンテストの最後には、長きに渡り「靴専科」の発展に寄与され、8～10年以上勤務の加盟店従業員を永年勤続賞として表彰いたしました。
また、靴修理の技術力を競う「第2回技術コンテスト」も同時開催いたしました。「靴のすべり革・すべり口」の課題に対して各店舗のエントリー作品が並べられ、靴修理に関する技術情報の共有をいたしました。
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＜すべり革＞
かかとの内側の革交換です。かかと内側の擦り切れ部分を新しい革で補強します。靴ずれや、靴本体の型崩れを防止する事ができます。
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履き口の革交換修理です。靴の履き口の破れを、新たな革を使いサンドウィッチして補強します。
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＜最優秀賞＞
等々力店＜受賞ポイント＞
・履き口の革交換修理が分からないくらいの自然な修理
・一体感がとても素晴らしい。
・糸の縫いのキレイさ、作業手順にて革を切断する場所もキレイに処理されている。 -
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＜優秀賞＞
大門店＜受賞ポイント＞
・かかと内側交換の革修理 ：革を折り込んで作業していること。糸の縫い目のキレイさ。
・履き口の修理：糸目をデザインしていること。通常、革を切る所を折り返し切断面をキレイにしている。 -
＜特別賞＞
東三国店
＜受賞ポイント＞
・糸の縫い目、革が重なる部分の革を薄くして足当たりを良くしている。
・履き口の修理を、かかと内側の革交換修理の下に入れ作業してあり気配りが感じられる。
最後には懇親会が行われ、全国の加盟店オーナー、従業員、スーパーバイザーなど、関係者との間で親睦が図られました。
靴専科では、お客様に更なる「感動と満足」を提供するために、今後も様々な形でお客様の満足度を高める活動に取り組み、技術の研鑽に努めてまいります。
