靴選びに役立つグッドイヤー製法・マッケイ製法の違い

靴選びに役立つグッドイヤー
製法・マッケイ製法の違い

今まで靴にこだわりはなく、安いスニーカーや革靴を履いて毎日を過ごしていたサラリーマンD氏。自身の年齢を考えると、そろそろ上質な靴が欲しい……。一生モノの靴を長く履きたいと思い、顔馴染みの靴職人に相談すると、オススメの靴を教えてくれました。

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D氏こんにちは。いつも靴を修理していただいて、ありがとうございます。年齢的にそろそろ自分に合った良い革靴が欲しいのですが、オススメはありますか?

職人一口に良い革靴と言っても、その定義は難しいです。値段が高いからといって、必ずしも良い靴とは言えません。Dさんの履かれている靴は、ラフで履きやすそうなタイプが多いですよね。

D氏そうなんです。履いていて楽な靴を選んでしまいます。

職人革靴の製法は、大きく分けて2種類あることを知っていますか?

D氏知りませんでした。2種類あるんですね。

職人革靴の製法には、大きく分けてグッドイヤー製法・マッケイ製法の2種類があります。

D氏グッドイヤーとマッケイ? なんだかゴルファーの名前みたいですね。

職人そもそも日本の革靴の歴史は約100年と短く、諸説ありますが、初めて革靴を履いたのは坂本龍馬だと言われています。一方、イギリスやイタリアでは、革靴の歴史が約1000年と格段に長い。お互いに、あんなのは靴じゃないと言い合うくらい、独自の歴史を構築しているんです。

D氏伝統があるんですね。

職人まずグッドイヤー製法は、イギリスで生まれたと言われています。製作するときの工程が多く、様々なパーツを組み合わせながら作り上げていきます。頑丈で壊れにくく、修理がしやすいのもポイントです。でも、足に馴染むまで相当時間がかかる場合もあるので、足に合わない人もいるかもしれません。

D氏試し履きはしておきたいですね。

職人もう1つのマッケイ製法は、イタリアが生誕の地と言われています。マッケイ製法の特徴は、デザイン性の高さと足当たりの柔らかさです。グッドイヤー製法とは対照的に靴の作りがシンプルで、イタリアらしいオシャレな靴が多いと思います。グッドイヤー製法と比べると丈夫さは劣りますが、修理を繰り返し行いながら履いていけば、こちらも長く履き続けることができます。

2つの製法の良い特徴を真似して、さらに進化させることもできるかもしれません。でも、ヨーロッパの各国は自国のプライドが強く、互いに認め合わない文化が多少あります。様々なことが重なり、靴の製法にも影響を与えていることに、歴史の深さを感じてしまいます。

グッドイヤー製法・マッケイ製法

D氏国同士のプライドが、靴の作り方にも影響を与えているんですね。何かオススメのブランドはありますか?

職人個人的には、サントーニというブランドがオススメです。イタリアで生まれたサントーニは、ファッション性を持たせた柔らかく履き馴染みの良い靴を作っています。日本では歴史も浅く、まだそこまで有名なブランドではありませんが、世界的には革製のスニーカーで注目を集めました。光の角度によって色が変わって見えるパティーヌという手塗りの製法を得意としています。見た目は黒だけど様々な色が入っていて、とてもオシャレです。

D氏サントーニがオススメなのは分かりましたが、製法はグッドイヤーとマッケイのどちらがいいんですか?

職人イタリアのブランドなのでマッケイ製法が多いですが、グッドイヤー製法もあります。サントーニでは、靴のデザインによって製法を使い分けています。両方を比べたとき、グッドイヤー製法の方が修理を前提に作られているので、長持ちする傾向があります。もし5年、10年と長い間履きたいのでしたら、サントーニのグッドイヤー製法で作られた革靴をオススメします。

D氏丈夫なうえに、ビジネスでもカジュアルでも長く履けるデザインはありますか? ジーンズとかにも合わせたいので。

ダブルモンクストラップの革靴

職人革靴のデザインには、それぞれ適したシーンがあります。例えば、結婚式にはストレートチップがふさわしいです。他にもプレーントゥ、モンクストラップ、ウイングチップ、ホールカットなどがありますが、種類によってそれぞれフォーマル寄りの靴かカジュアル寄りの靴かが決まっています。個人的にオススメしたいのは、ダブルモンクストラップです。カジュアルにも履けるしオフィスでも履ける、便利でオシャレなタイプだと思います。

D氏ありがとうございます。百貨店で買ってきます!

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