レッドウィングのアイリッシュセッター(8165)はソール交換でブーツの表情が変わる

今回ご紹介する事例は、レッドウィング 8165アイリッシュセッターブーツです。

ハードに履くことで革の風合いと個性を楽しめる堅牢で実用的なブーツとして日本でも90年代のアメカジブーム時には品切れが続出するほどの人気になった 「アイリッシュセッター」にまつわる修理の事例をご紹介いたします 。

私が学生の時に大人気だった「レッドウィング」のブーツ。

一生モノのアイテムだと信じ、当時必死にアルバイトをして稼いだお金で、特に人気が高かった【8165】アイリッシュセッターを購入し、それこそ学生時代は毎日履くほどに愛用をしていた。

しかし、社会人になるとあれ程愛用していたレッドウィングを履く機会は減っていく。気がつけば、俺も歳をとり「白いソールのブーツ」を履くことに少し抵抗を感じるようになってしまっていたのだ。

そんなある日、町を歩いていた時に、靴修理店の前を通った……。すると、店頭サンプルにレッドウイングの黒タイプのソールが飾られていたのだ!

家に帰るなり、俺はすぐに閉まってあったレッドウイングのブーツを引っ張り出して、靴専科に駆け込んだ。

【Before】レッドウィング8165 アイリッシュセッター(白ソール)
【左】革・ソール部分の汚れ 【右】ソールの擦り減り

【職人のこだわりポイント】
レッドウィングの靴は、しっかりとした製法・素材でできており、様々な靴の中でも特にクオリティーが高いと思います。その分しっかりとした接着がされており、ソールを剥がすのには慎重さが大切になります。

また、10年前の靴なのでソール内部に使用されているコルク(クッション材)なども交換しました。新しいソールを貼る際にソールデザインが左右で変わらないように貼りつけ、ソールを削る際も少しワイルド感が出るように粗目に削ります!

そして3週間後……。

【After】 レッドウィング8165 アイリッシュセッター(黒ソール)
【左】ソール部分裏面 【右】革部分の手入れ

レッドウィングの仕上がりはまさにイメージ通りだった!

ソールを黒に変えることで一気に大人っぽく、シックな印象になった。革も丁寧で手入れされており、経年の風合いがさらに渋く、落ち着いた光沢を纏っている。

一生モノとはよく言ったものだ……。

あまりにも嬉しくなり、修理してもらったレッドウィングをそのまま履いて自宅に帰ってしまった。4月も半ば、桜が散る並木道を歩くと学生時代の記憶が蘇り、また新たな出会い(靴)を求めてみたい気持ちになった。

【靴修理】
メニュー:オールソール(靴底全体)
納期目安:2週間~

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