靴修理がどのように行われているかご存知ですか? 手仕事の部分もありますが、機械を使った作業も数多くあります。靴修理屋の中にある大きな機械を見かけた方もいると思いますが、その他にも様々な専用の機械を使って靴修理は行われています。今回は簡単ですが、靴修理の職人が使用する機械をご紹介いたします。
靴修理に使用する機械類
①フィニッシャー
靴底のゴムなどを削る修理のメインとなる機械です。ヤスリのペーパーがモーターによって高速回転することで、ゴムや革などを削り、形成します。
②出し縫い機(グッドイヤー縫い機)
靴には幾つかの製法があり、アメリカやイギリスで多いグッドイヤー・ウェルト製法で作られた靴の靴底を縫う専用の機械です。
③マッケイ縫い機
イタリアなどで多いマッケイ製法で作られた靴の靴底を縫う専用の機械です。
④ネールピンサー
かかとの固定のために入っている釘を抜く際に使用する機械です。電極に通電することで釘を加熱し、釘を抜きやすくします。
⑤八方ミシン
靴のかかと部分の補強やほつれなど、縫われている部分を修繕するためのミシンです。
⑥クイックヒーター
靴底やかかとゴムなど、接着されているゴムなどを剥がしやすくするために使用する機械です。このヒーターで温めると、ボンドが柔らかくなります。
靴修理は靴専科にお任せ!
靴修理は、皆さんが思っている以上に多くの機械を使って行われています。靴修理の職人は、皆様の大切な靴をさらに長く履いていただけるように最適な機械や工具、材料を使い、いつも真心を込めて修理を行っています。