パンプスやサンダル、スニーカーを履き続けていると、外側の汚れも気になりますが、インソールの汚れも気になってきます。指の形がくっきり残っている部分は、他の人に見られたくないですよね? 特にオープントゥパンプスやサンダルは目立ってしまうので、汚れが目立つ前に交換してしまいましょう。
今回は、オープントゥパンプスとフラットパンプスのインソールを交換した修理事例をご紹介いたします。もちろん、サンダルやスニーカーなどのインソール交換も承っていますので、靴の種類に関係なく、気になる方は店舗にてご相談ください。
目次
オープントゥパンプスのインソール交換
オープントゥパンプスは、涼しげで夏にぴったりの靴ですが、汗や皮脂がつま先に蓄積し、気が付いたときには固まりになっている場合も。そんなときは、インソール交換でつま先部分までカバーしましょう。汚れにくく、お手入れが簡単な合皮のインソールがオススメです。
新しいインソールをつま先まで延長して貼ると、先端が見えてしまいますが、同系色を選べば目立ちにくいです。同一料金で行えますので、汚れが気になる方はぜひお試しください。
フラットパンプスのインソール交換
続いてはフラットパンプスです。内側を見ると、力がかかりやすい部分に変色が起きています。明るい色や薄い色だとこのような変色が起きやすく、不衛生な印象に。さらに、インソールが部分的にしかありません。この場合、パンプスの内側をすべてカバーできるように新しくインソールを作っていきます。
インソールが全体をカバーすることで、パンプスを直接傷めることもなくなり、大切な靴をより長く履くことができます。今回は、気分転換も兼ねてゴールドの革での交換となりました。ゴールド、シルバーなどメタリック系の色は個性的な反面、他の色と比べると表面の光沢が剥がれやすいデメリットがあります。インソールを交換する際は、靴の使用頻度や用途などを考えてお選びいただくことをオススメします。
インソールの種類(革・合皮)と選ぶポイント
インソールには、変色しやすいが耐久性は高く劣化しにくい革と、変色しにくいが劣化しやすい合皮の2種類があります。では、革と合皮はどちらがいいのか? 大まかな選択方法としては、下記のようになります。
革⇒●長く履きたい ●使用頻度が低い ●ブーツなどインソールの見えないデザインの靴
合皮⇒●仕事用の靴 ●使用頻度が高い ●オープントゥなどインソールが見えやすいデザインの靴
※合皮は、製造から2~3年で劣化しやすくなります。
靴専科では、お客様のお悩みや用途によって、スタッフがベストなインソールをご提案いたします。また「クリーニングでインソールの汚れをキレイにしたい」というご要望をいただきますが、靴の表面と異なり、インソールの汚れはクリーニングで落ちないことが多いです。特に革の汚れは汗染み、変色が原因になっていることが多いので、交換が最も効果的です。
インソール交換の注意点
インソールの交換はシンプルな作業ですが、様々な注意が必要です。例えば、ブランドロゴやタグが縫われている場合、その再現はできません。また今回ご紹介したように、インソールをつま先部分まで延長して貼る方法は、靴全体のデザインを損なう可能性があります。ご依頼時には素材の選択も含め、スタッフとしっかりご相談いただくと、納得できる仕上がりに近づきます。
インソールのメンテナンス
靴の他の箇所も同じですが、メンテナンスを定期的にすることで、インソールの美しい状態を長くキープできます。汚れなどが気になったら、水を含ませたタオルでインソールを拭きましょう。爪を立てたり力をかけすぎると、表面を剥がしたりシワを作ってしまうので、注意してください。革の場合、汗染みや指跡は残りますが、同様の方法でお手入れできます。
10%OFFになる“バリューセット”をご用意
靴専科では、インソール交換などの靴修理と靴クリーニングを同時にご注文いただくと、価格が10%OFFになる“バリューセット”を常時ご用意しています。靴の中も外も清潔にして、気持ち良く歩ける生活を過ごしましょう。
メニュー:インソール交換
レディース:合皮・革
メンズ:革半・革
納期目安:当日~中2日