雨が降り続き湿度が高い梅雨や秋雨の季節は、カビが生えやすくなってしまいます。靴箱に保管した靴や雨に濡れた靴をそのままにしておいて、カビが生えてしまった経験はありませんか? そんなときにオススメの靴クリーニングとカビを生やさないお手入れ方法をご紹介いたします。
靴クリーニングの事例紹介
靴にカビが生えてしまうと、取り除いてもカビ染みが残ったりカビが生えていた箇所の色が抜けてしまう場合があります。その際、クリームを塗っても隠し切れないので、靴を補色することも可能です。カビが生えたときは、クリーニングと同時に補色することをオススメしています。
今回は、暫く履かずに保管してカビが生えてしまった革靴をクリーニングしていきます。内側等は見た目では分かりにくいですが、表面の革やソール部分にもカビが生えていました。カビが生えて暫く放置されていたので、多少カビ染みや変色もあります。
①オゾン水でクリーニング
靴専科では、専用の洗剤と塩素の約7倍の除菌・消臭効果があると言われるオゾン水を使用してクリーニングを行います。
②オゾン乾燥機で乾燥
クリーニングで汚れやカビを取り除いた後、オゾン乾燥機の中に入れてしっかり乾燥させます。
③特別なカラー剤で補色
オゾン乾燥後、革用の特別なカラー剤で補色を行います。
④靴クリームで磨く
補色後に乾燥させて、靴クリームで磨いて完成です。
濡れた靴を乾燥させるときのポイント
靴が雨で濡れたとき、そのまま放置するとカビが生える原因になります。靴が濡れた場合は、タオルでよく水分を拭き取り、ドライヤーなどで乾かします。その際、温風を当て過ぎると革を傷めてしましますので、温風・冷風を交互に当てると、革も傷めにくく乾きやすいです。
ただし靴の構造上、中まで完全に乾かすのは時間がかかるので、ある程度ドライヤーで乾かした後、直射日光を避けて風通しの良い日陰で暫く干してから保管しましょう。
カビが生えた場合のオススメ商品
カビが生えて間もない状態なら、下記の商品を使って拭き取ることができます。また、保管前に使用すれば防カビにもなりますので、ぜひお試しください。
- M.モゥブレイ・モールドクリーナー
- 靴専科オリジナル防カビミスト
もしカビが靴全体に生えてしまい、取り除きにくい状態になってしまったら、靴専科にお任せください。熟練の靴職人が丁寧にクリーニング・カビ除去・補色を行い、美しく仕上げます。
【靴クリーニング】
メニュー:オゾン水クリーニング+全体補色(黒色)+カビ取り&防カビコーティング
納期目安:中3日~1週間程度
※受注の混雑状況により納期が延びることがあります。